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国際教育のこれからとDelphian School

先日「国際教育フェア東京」に行ってきた。今まで「国際教育=インターナショナルスクール」という構図で、ごく少数の超富裕層がスイスやイギリスのボーディングスクールに留学する、または、東京を中心とした大都市でアメリカ、カナダ、イギリス系の老舗インターナショナルスクールに入学するというのが正統派でした。

しかし、ここ数年、国際教育はもう少し裾野を広げてきています。今までアジア戦略としてイギリスのボーディングスクールは中国やマレーシアを中心に展開していましたが、やっと日本にもくるようになりました。IB、ケンブリッジ教育、カナディアン教育や、APをオンラインで教えてくれる学校もでてきました。

当日は、大変な混雑で、関心の高さが伺えました。小さなお子様を連れた親子も多く、主催者側はシッターコーナーをつくっていたほどです。日本で新しく始まったインターナショナルスクールはほとんでブースをだしていましたし、日本の学校で国際基準の教育を提供する学校も出店していました。今後もこの傾向は続き、国際教育を行うスクールは益々増えていくかと思います。

今回のフェアの中で、初めて会うことができた学校があったので、ここに紹介しておきます。

アメリカ・オレゴン州にある「Delphian School」

アメリカの西海岸カリフォルニア州の上部、北海道の同じくらいの緯度にありながら地中海気候のため、冬は穏やかな寒さで夏は雨がほぼ降らず快適で過ごしやすいのがオレゴン州。
 
今回は、そんなオレゴン州にあるボーディングスクール「Delphian School」とサマープログラムついて、Admission オフィス在籍の鈴木麻美さんに話を聞いてきました。

オレゴン州、ポートランドから約1時間の場所シェリダンに1976年に創立されました。学校は約720エーカーの広大な敷地にあります。niche.comのランキングによると、オレゴン州の高校ベスト2に選ばれ、k-12schoolでベスト3に選ばれています。 生徒と教師の割合は、10:1と少なく、あえて入学者数を抑えることで先生が生徒と接する機会を増やし、きめ細やかな対応ができるように心がけているということです。私が一番気になったポイントは、Grade(学年)制度がなく、独自のDelphi Programで個人個人のペースに合わせたカリキュラムを作ってい ることです。生徒一人一人の個性と向き合い尊重する教育を行っており、学校全体が一つの「大きな家族」のような関係性を築いているということ、また、何より鈴木さんのような人が家族と一緒にキャンパスに居住してくれているのは、とても頼りになるなあと思いました。

サマースクールは、4週間と日本の学校をたくさんお休みしないと参加できない日程ですが、内容は充実していました。

自分ではまだ知らない、いい学校がまだまだあるなあという感想です。

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この記事を書いた人

慶応義塾大学文学部卒。
大学時代の交換留学でスタンフォード大学へ、13年間勤めたサントリーの退職金を使ってUC.Bereleyに自費留学。グリーンカードを取得するが、超高齢出産で日本に帰国。
満足できる英語スクールに出会えず、また働く親として放課後時間の大切さを痛感し、スクールを設立。

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