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『2023年最新』中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)これで完璧ESAT-J対策!A判定はどうやって取れたのか?日比谷高校に合格した生徒も!

 

2023年(令和4年)度に初めて都立高校入試に中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)が導入されました。当校では、通常授業でもリスニングとスピーキングを重視した授業を展開しているため、早くからESAT-J対策講座を始め、昨年はレギュラークラス生徒以外に約50人の外部生徒がESATーJ対策講座を受講しました。その結果、対策をすれば驚くほど上がるというものでした。昨年の生徒がどのように勉強して、どのぐらい点数があがったかを報告することで、今年挑戦する生徒の参考になればと思い、書いています。

Esat-Jについて知りたい方はコチラもご覧ください

目次

各Partの問題と対策

ESAT-Jの出題形式は

  • PartA:英文を読み上げる
  • PartB:質問を聞いて応答する&意図を伝える
  • PartC:ストーリーを英語で話す
  • PartD:自分の意見を述べる

    それぞれのPart別の対策は以下のようになります。

パートA

読み上げる問題が2問出題されます。

英語できちんと音読できているかが評価されます。
音読と聞くと、発音に自信がない人は不安になるでしょう。しかし、実際の評価基準はそこまで厳しくないようです。

パートAの採点基準を見ると、

・発音は概ね正しく、強勢、リズムや抑揚が、聞き手の理解の支障となることはない。「◎3点」

(参照:東京都教育庁発表 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J))

とあり、満点がもらえる可能性が高いようです。

とにかく、自信を持って大きな声で英文をハッキリ読み上げることが何よりも重要なポイントになります。

パートB

パートBは最も多い、4問の出題があります。
イラストが表示され、その内容についての質問に対して、英語で返答します。


まずは、英語で投げかけられる質問を聞き取る力(ヒアリング)が必要ではありますが、幸い、イラストがあり、理解をするのに補填してくれていますので、問題の趣旨が理解できないというのはあまりないかと思います。

問題は、話す力(スピーキング)の方です。

しかし、これも採点基準は厳しくなく、評価基準を見ると「※問題趣旨に沿って解答できていれば、解答は単語・センテンスのどちらでもよい」となっていて、伝えたいことを単語だけでも良いので並べ、とにかく回答することです。とかく中学生は文法的に正しいかと思い躊躇して言葉にしなかったり、発音やイントネーションが正しいかを気にして、自信なさげに発言することが多くあります。

考えこんで何も答えないのが一番点数を落としてしまいます。まずは、ひらめいた言葉を口にしましょう。

パートC&D

パートCとDはおそらく、多少難しいと感じる人が多いでしょう。

パートCは4コマイラストを見てそのストーリーを英語で話します。出題数は1問のみ。
イラストだけの情報で、自分から英語で話さなくてはいけません。

パートDではイラストの表示もなく、英語で話される音声を聞き、そこで投げかけられる質問に対して答え、なぜそのそう思うのか自分の意見を述べます。こちらも出題数は1問のみ。

パートC、Dでは。語彙や文法が正しく使えることが必須となります。
というのは東京都が公開している特設ページの採点基準をみると、4点満点中、4点をとるには、
豊富で幅広い語彙・表現や文法を、柔軟に使用することができる。
・アイデア間の関係性を整理して伝えることができる。
・語彙や文構造及び文法の使い方が適切であり、誤解を生むような文法の誤りや、コミュニケーションを阻害するような語彙の誤りもない。
(出典:【特設ページ】中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J))

特に接続詞の使い方が評価され、鍵となると思います。ストーリーを英語で説明する、自分の意見を英語で述べるという時には、順序立てて英語で文章を作ることになり、接続詞が必須になるからです。

また、コミュニケーションの達成度という採点基準(満点1点)でも、音声という採点基準(満点3点)でも

・意見 ・意見(自分の考え)を伝えることができている。
・意見(自分の考え)をサポートする理由を伝えることができている。 という点が採点されるので、
パートA、Bと同様に、知っている単語や接続詞を使って、伝えたいことをとにかく口に出して回答することが重要になると思います。


A判定を獲得した生徒たち

当校で模試を受験した生徒の平均点は75点。受講者は中学1年生から3年生までで、既存生徒さん以外は、通常の授業ではスピーキングの機会がなく、とても不安だと訴えていました。模試+対策講座を受講した生徒は3回から9回の受講で、全員1回目の点数から最終模試の点数がアップしています。また、対策講座は英語で行われるので、全員が、とても緊張すると答えていましたが、回を重ねるたびに慣れていき、点数が伴っていきました。

具体的には、
当校では実際講座の効果は素晴らしく、多くの子が20点アップ。一番跳ね上がった子でどこのこの記事ではスピーキングテストとはどういうものなのか?いつ実施され、どのように都立高入試へ活用されるのか、また、有効的な対策方法について詳しく解説していきます。
東京都の今回の初めての試みは、やがて他の都道府県にも波及していく可能性が十分に考えられますので、高校受験の情報として、是非、最後まで読んでみて下さいね。昨年から始まったESAT-J(English for Specific Academic Test – Japanese)

ここに、本番でA判定を獲得した生徒3人をピックアップしました。

A君の場合  受講時最低52点  ⇒ 最高82点  本番89点A判定

何も対策をしていない状態で模試を受講したので、最初の点数は散々でした。1回目のレッスンで先生がすべて英語で話してきたことにショックを受けたようです。最初は黙ってしまったり、質問自体がわからないという時は、日本語で発し、そのあと先生のあとについて英語で言い直しをしていきました。普段英語を口にすることが少ないということでしたので、教科書の音読と英検3級のリスニングを自宅学習としました。3回目のレッスンで、今まで英語が音楽のように右耳から左耳に流れてしまうという状態から「何か少し聞こえてきた」といってきました。3回×2セットの計6回オンラインとリアルレッスンを混ぜて9月10月と受講し続けた結果、本番は、何とA判定。受講中でもこんなに高い結果がでていなかったので、本人も驚き、嬉しい報告をもらいました。

B君の場合 受講時最低69点  ⇒ 最高92点   本番100点A判定 日比谷高校合格

当校在校生なので、最初からリスニングはできていました。通常partA,B,C,Dの順に点数はとりやすいといわれていますが、Part Aで意外にも失点していました。声が小さく、口ごもっていたからです。一方、彼は、partDで自分の言葉でしゃべることができたので、時間内におさめてストーリーを話せた時は高得点なのですが、考えすぎて時間をとってしまい、中途半端でおわることがありました。彼の対策としては、何度も模擬試験を受講してもらい、出題形式と時間を体得してもらうようにしました。もちろん、出題した模試は受講クラスで復習し、その場で何度も大きな声で口にする練習をしました。結果、本番は100点満点でA判定。1月にその結果をもらってからの本試験だったので、自信をもって受験ができたといっていました。見事日比谷高校に合格しています。

Cさんの場合  受講時最低46点  ⇒ 最高77点   本番80点A判定 

英語は好きだということで、対面の1:1の授業では上手にしゃべるのですが、なぜか模試となるとPCに吹きこむスピーキングになかなかなじめませんでした。特にpartCが苦手で、他のpartでは80点台をだしても、partCで15点という時もありました。そこで、徹底的にpartCの類似問題を行いました。語彙力はある程度あるのですが、文章にするのが苦手なので、基本構文を覚えてもらい、6回対策講座を受講してもらいました。partCのストーリー作りはとてもシンプルなので、自分で言える文章が増えると、途端に得点に繋がります。partcの最低点が15点だったのが、75点に跳ね上がりました。

これで完璧!ESAT-J対策  

英語スピーキングは自分が考えている以上に話せないものです。特に公立中学の授業だけで、英語のコミュニケーションが少ない生徒にとってスピーキングは難関に感じてしまうと思います。

まずは文法的にあっているのかなと考えずに頭に浮かんだ単語を恥ずかしがらずに英語を声に出してみることから始めましょう。

今年は、ESAT-Jが2年目となり、東京都でも英語力アップのためのサイトを充実させています。無料でできる対策と有料対策について言及します。

リーディングや文法事項は中学生レベルを理解できても、スピーキングに関しては小学生レベルからしっかりと学び直すことが実は一番効率的なスピーキングの学習になります。

無料対策 学習サイトの紹介

Tokyo Global Studio 

東京都教育委員会が取組んでいるサイトです。英語スピーキング学習に必要な教材を数多く用意しており、いろいろなコンテンツが入っていますが、以下のコンテンツがおすすめです。

 

Biginner ,Elementary ,Basicに分かれ、Biginnerは少し優しすぎるかもしれませんが、小学校文部科学省教材「Let’s Try!」で扱われている主要フレーズ・単語を、歌やチャンツ、ゲーム、クイズ等を通じて、復習することができます。Elementaryも主学校で習った主要フレーズ・単語を場面に即したやり取りを通じて、楽しく学びます。Basicは中学生対象で一番使えるところです。具体的な使用場面でのドラマを通じて、役に立つ表現を、中学校で習う主な文法項目とともに学びます。理解を深め、定着を目指すワークシートもついています。 動画の後半では、音読する・質問に答えるなど、「話すこと」をトレーニングできます。


②中校英語スピーキングテスト(ESAT-J)

昨年の問題が模範解答付きで掲載されていますので、まず一度見てみることをお勧めします。ここでトライして、どんな問題だったのか把握してみてください。しかし、情報は令和4年の内容になっているので、今年のESAT-Jについては以下の情報をご覧になったほうがいいかと思います。

中学校英語「話すこと」トレーニング

ESAT-Jの練習として難易度もちょうど合致し、とても有効なビデオです。練習方法としては、

テキストを音読する

質問に答える・質問する

状況を描写・説明する

 英語でされる質問に対して、自分の考えや意見を述べます。

という問題が入っているので、映像を見たり聴いたりしながら、スピーキングの練習に取り組むことができます。ESAT-JのPartB,C,Dの問題対策として使用できます。

 

④TOKYO ENGLISH CHANNEL

東京都62区市町村の特色を取り入れ、日本・東京の文化や歴史等の理解してもらうのにとても有効なコンテンツかと思います。特に留学時やインバウンドの外国人に日本文化を表現するのに役にたちそうな内容が多いですが、英語による発信力の向上ができます。日常的なことを表す時に、「ああこういういい方でいいんだ」と思う表現がでてくると思いますので、ぜひ覚えてテストでも生かしていただきたいと思います。

スピーキングテスト試験(ESAT-J)は、授業の範囲から出題されるので、中学生の皆さんは普段使っている教科書の音読や授業のおさらいなど、しっかり復習を行いましょう。

⑤教科書の音読

スピーキングテストの対策は、一夜漬けなどでは充分とは言えません。そのためにも、日々の授業は大切にしてもらいたいと思います。

なるべく、授業の前日には音読をしておくことをお勧めします。さらに、苦手な文章や問題意識を明確にする予習をしてから授業を受けると、授業中の音にもり注目できると思います。また、授業を受けた日に、先生の発音を忘れないうちに復習して、何度も音読し定着させるようにしましょう。

有料対策 ESAT-J模擬テストを受けよう!

前述の無料カリキュラムを自学自習していても、やはり、不安になることがあるでしょう。そこで本番前には模擬テストを適宜受験することを強くおすすめします。模擬テストを受けることで、自分は今、どの程度のスピーキング力があるのか?その時点の実力や弱点を把握することができ、その後の学習に役立ちます。できれば受けっぱなしではなく、そのテストの復習がついた講座がついているとなおいいと思います。出題形式になれ、part事の問題数や出題傾向が理解できていると、本番でも落ち着いて臨むことができます。機会があれば受けるようにしましょう。

以下各英語学校や塾各社のESAT-J対策講座とESAT-J模試をピックアップしてみました。

①三軒茶屋インターナショナルスクール

元々耳からの英語学習を提唱している学校なので、生徒がなかなか口にできない英語を引き出してあげることが得意です。k生徒のスピーキングをその場でしっかりと評価して、その場で正し、分かりやすくレクチャーをし、きれいな発音を直すことができるバイリンガルのプロフェッショナル先生が多数在籍しています。2種類のESAT-J対策があり、目的に合わせて選ぶことができます。また、本番直前まで模試受験が可能なので、最後の追い込みにも便利です。

ESAT-J本番そっくり模試1回と講座3回セットになったコース。まず最初に自宅で模試を受け、自分の実力と弱点を知り、講座を3回受けることで、スピーキング力アップを狙います。講座はオンラインが中心ですが、一部対面も可能です。

実際の英会話は相手がいて成り立ちます。

そのため、レッスンで実際に先生と英語でコミュニケーションをとり、フィードバックをもらいながら、自身のスピーキングスキルを向上させるのが最善です。

このコースはESAT-Jの問題形式を踏襲した塾専門教材ESTを使い、すべて英語でリスニングとスピーキングを行うというものです。レッスンをオールイングリッシュ日本語を介さず授業を進めると、自然と英語脳となり、英語で考え、英語の発話がしやすくなます。高得点を狙う子は、英語ですべて行う授業で耳が英語になれ、無理なく試験を受けることができます。しかし、レベルによっては、日本語も使用し、理解を深めてもらうので、英語環境やスピーキングに苦手意識がある方でも大丈夫です。高得点を狙う子は、講座すべてを英語で行うので、耳が英語になれ、無理なく試験を受けることができます。このような点が、通常の塾の日本人講師と違う、即戦力となるスピーキング力を身に着けることができたと評判を得ることができています。点で、どんなレベルの生徒でも、正しい発音と正しい言い回しを日本語と英語で取り混ぜて教えることが可能です。

  • ESAT-J本番そっくりの模試3回コース

ESAT-J本番そっくり模試3回がセットになったコースです。1回目は今の実力を知り対策を考え実行、2回目でどのくらい苦手な部分があがったかをチェック、3回目をする頃には試験形式になれ、実力がだせるかと思います。この試験はいつでも自分のスケジュールにあわせて、1回の申し込みで3回試験を受けることができるので、忙しい生徒にぴったりです。また。申し込み期間も、本番ぎりぎりまで受け付けています。自分で対策ができないという生徒さんには、スピーキングレッスン付きのコースをお勧めいたします。

W模擬 

株式会社 創育が行うESAT-J模擬です。個人申し込み、または通っている塾がW模試加盟であれば、塾経由で申し込みができるようです。7月から11月まで全5回の模擬テストが行われます。試験は自宅で行い、点数も自宅に送られてくる自宅完結型ですす。

③E-SATJ対策コース produced by Money English

リスニング・スピーキング・文法・発音 を短期集中で行るコースです。内容は充実しているので、これをすべてこなせれば、点数に繋がっていくかと思いますが、時間とお金をかけるコースかと思います。以下内容抜粋です。

  • ESAT-J Part1-4対策(全4回)
  • 文法短期集中講座(全8コマ)
  • 音読(発音)トレーニング(全8回)
  • 超特急単語トレーニング(毎日実施 / テスト4回)
  • マンツーマン英会話レッスン(週3~10回)

最後に 

中学生用の英語スピーキングテストESAT-Jは、タブレットでの音声入力なので、話すときは大きく、はっきり話すことを意識しましょう。

難しい言い回しは必要ありません。また、発音やイントネーション、区切りなどの評価もありますが、それほど厳しくありません。発音を意識するあまり、沈黙してしまい、コミュニケーションを妨げるようなことがないようにしましょう。

ぜひ、考えたことを口にだしてみることをお勧めいたします。

模試や対策講座で試験傾向に慣れ、問題の内容をしっかりと理解し、自分の考え、自分で表現できる単語内で文章をまとめ、時間内でしっかり言えることを目標に勉強の計画をたてましょう!

英語は普段の学習の積み重ねがとても大切なので、コツコツと取り組むことが上達の一番の近道です。

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この記事を書いた人

慶応義塾大学文学部卒。
大学時代の交換留学でスタンフォード大学へ、13年間勤めたサントリーの退職金を使ってUC.Bereleyに自費留学。グリーンカードを取得するが、超高齢出産で日本に帰国。
満足できる英語スクールに出会えず、また働く親として放課後時間の大切さを痛感し、スクールを設立。

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