03-3795-1225 (平日12:00~19:00 土曜9:00~15:00)

カナダへ高校留学に送りだす母ちゃん奮戦記その5

しばらく忙しくブログを書けずにいましたが、春のごたごたを記しておきたい。

カナダの高校に留学が決まってからというもの、ビザの申請、現地校との書類のやり取りと、私の頭の中は常にToDoリストがフル回転。息子本人よりも母ちゃんのほうが留学してる気分だった。 

1月末、極寒の成田空港で見送った。息子の背中は、なんだか少しだけ大人びて見えた。

目次


入院?肺炎で40度の熱

2月から本格授業がはじまり、「ちゃんと通えてるのかな」――毎朝スマホをにらむが、全く連絡がない。

やっと連絡がとれても、質問に答えるだけで、要領をえない。

そんなある日、「熱があって、気持ち悪い」というラインが入り、その後何度連絡しても返事がない。しびれをきかせ、学校に連絡したところ、

「熱が下がらないので医者に連れていきます。肺炎になりかけているようで、抗生物質を処方されました」

というメールが来る。その後も数日連絡とれずにいたところ、ボーディングの担当者から食堂でごはんを食べ終わりぼさぼさ頭で部屋に戻る息子の写真が送られてきた。「生きてた……」と心底安堵。こうして、留学初期の試練を母も遠隔で共に乗り越えるのだった。


ユニットが取得できないかもしれません

また、3月になると、留学プログラムを管轄する教育委員会から一通の連絡。

「このセメスターのユニット(単位)が取得できないかもしれません」

すでに10日以上も欠席扱いになっていたらしい。うち1週間は高熱で寝込んでいたとはいえ、残りの日にちはなぜ休んだのか?

問い詰めると、「なんか体調悪かった」「学校は寮から遠いし」――いやいや、それじゃ単位落ちるって!

実は、提携私立ボーディングスクールが買収され、いきなり学校が引っ越しをするという事実があった。昨年カナダを訪れた際、この学校の施設がよく、ここに滞在しながら近くの公立高校に行けるというカナダでも新しいシステムが気に入り、入学を決めたのだが、思いがけないことで、突然遠距離通学を強いられることになってしまった。それでも、ボーディングスクールは誠意をみせて、片道車で50分もかけ、送迎をしてくれていた。朝便に乗り遅れると学校に行けないという状況だったらしい。

日本のように担任の先生という人も、ホームルームもないので、出席の確認は各授業毎になっていて、本人は出席しているはずだといっている授業も、欠席扱いのクラスがあった。

「行ってらっしゃい」と思ったら、もう「お帰りなさい!?」



3月10日。


本来ならスプリングブレイクは1週間なのに――「卒業式に出たい」「友達とも過ごしたい」そんな息子のリクエストで、日本への一時帰国は2週間に拡大。カナダに渡ってたったの6週間でのUターン。母ちゃん、心の中でツッコミを入れずにはいられなかった

それでも、久々の日本での息子はというと、なんだかやたらと日本を褒めたたえる。

「日本の自販機すごすぎ!飲み物100円で買えるとか神」
「電車が静かで時間通りってどういうこと!?」
「ママって……料理上手だったんだね」

――ん? 最後のそれ、ちょっとうれしい。向こうのご飯、やっぱりそこまでだったんだろ

大雪の中、中学の卒業式が行われ、うちのリビングでは夜中まで話がつきない10数人の男の子が雑魚寝状態であった。

日本で楽しいひと時を過ごし、改心したのか帰国してからは、今のところ、出席日数については指摘されなくなった。何とかこのセメスターでユニットをとってもらえればと思っている。

息子の履修について

アッパーカナダの高校は、セメスター制度となっている。現在息子は中学3年生15歳なので、9年生のセメスター2を履修するのかと思っていたところ、意外に10年生の科目をとっているという。また、ESLのクラスと通常クラスとの割合を聞いたところ、通常のクラスのみだという。確か入学前にはESLクラス履修と連絡があったのだが、彼がそんなにできるのか?確かに小さい時から英語をさせていたが、思春期で母親の学校に行きたくないと言い出してからしばらく彼の英語は聞いていなかったので少し安心した。

英語と数学は必修で、特に数学は簡単すぎてすぐに違うクラスをとるように言われたということだった。9年生に入れてくれるのかと思いきや、意外にも10年生から始めているという。必修は英語と数学。数学は噂通り簡単で、インターナショナル生は最初の授業で一つ上のクラスいいくように言われたといっていた。選択はビジネスとジムをとったということ日本では体験できない世界に彼も少しずつ馴染んできた様子だった。先ほどのRちゃんが指摘していた通り、日本人のあるあるストーリーだと思う。

選択科目は、ビジネスを2つとったけれど、1つは面白くなかったのでジムに変更したという。ジム?と思ったのだが、先日バーナビー地区教育委員会の方の留学茶話会でもジムのクラスは男子に人気であるという話があがっていた。自己管理能力を求められ、かつ逆三角形の身体も得られるということなので、成長をみまもりたいと思っている。


教育資金融資について

教育資金について、情報を入れておこうと思う。円安の影響や学費が上がっているため、今回の1年分の留学費用はは、融資を受けることにした。いくつかの金融機関をあたってみたが、実際に結構金利が高いところが多い。例えばネットでは1.8%~となっているので、問い合わせると4.5%という銀行も多かった。なので、私一番馴染みが深い政府金融公庫を利用することにした。金利は2.35%、電話で受け付け、書類をすべて揃えて送れば面談などなく契約となり、すぐに送金となった。お勧めの一つの銀行かと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

三軒茶屋インターナショナルスクール(略 3cha)は、三軒茶屋駅から徒歩7分の場所にある120名ほどの生徒さんが通う小さなスクールです。

”遊びながら英語に慣れる”のではなく、きちんと英語を勉強する。
読み書き中心の英語ではなく、生きた英語を身に着ける。

そんなスクールを目指して、代表の和田が2013年に立ち上げました。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次